【新唐人日本2011年3月1日付ニュース】米中経済・安全評価委員会は、2月25日、連邦議会で公聴会を実施。中国で激しさを増す民衆の抵抗と、それに対する中国当局の対応手段について話し合いました。
米中経済安全委員会 Jeffrey L. Fiedlerさん
「中国は“資本主義”と呼ばれるものの、それは正確ではない、では、何と呼べば?」
米外交関係協会研究員 Steven Dunawayさん
「権力者資本主義に近いです。共産党が経済の大半を握っているためです」
公聴会では、共産党統治の構造と深刻な貧富の格差が、中国社会の大きな不安定要素だと指摘されました。
カーネギー国際平和基金・研究員 黄育川さん
「所得の不平等はよくありますが、中国ほどの悪化の速度は前例がなく、ジニ係数が0.2強から0.4にわずか15~20年の間です。これは他にありません」
米外交関係協会・アジア部主任 Elizabeth Economy
「不安定さを示す分かりやすい例は、ごく小さな事件が大規模な暴動につながることです。私に言わせれば、人心の離れた社会・政治システムの混乱あるいは無能を表します」
最近の中東の事件は、一種の警告だといいます。
米外交関係協会・アジア部主任 Elizabeth Economy
「エジプト研究者の同僚は、中東の事件は予期せぬものだったといいます」
CNA中国安全問題專家 Murray Scot Tanner
「中国はかつて同情のない社会で、政治やデモに無関心でした」
1989年の天安門事件が示すように、民衆の不満はいつ爆発してもおかしくないと専門家は指摘します。
CNA中国安全問題專家 Murray Scot Tanner
「我々は謙虚に、起こりうる事件を予測すべきです。我々の気づいていない市民の不満にも」
新唐人日本がアメリカ・ワシントンからお伝えしました。
http://ntdtv.com/xtr/b5/2011/02/26/a497553.html.-美國會研討﹕中國內部高度不穩.html#video